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再建不可物件の豆知識2

~「玉石建て」って何?~

日本建築の伝統的な工法として「玉石建て」があります。 戦前・戦後の古民家や再建築不可物件でそれが見られます。 地盤に玉石と呼ばれる石を置き、その上に柱を建てていくのです。 1971年の建築基準法改正で、コンクリートまたは鉄筋コンクリート造の布基礎が義務づけられる以前の物件に使われていた工法です。 しかし玉石建ての場合、木材が腐食したりシロアリの被害にあうことも多く、耐震性にも問題があります。 取り壊して立て直し可能な場所ならば基礎をゼロから作れますが、再建築不可物件の場合は現在の建物を残しつつ新たに基礎を作っていきます。

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